これは私見ですが・・・

子育てしながら自営業をしている主婦が、子育てや仕事について私見を述べているブログです。

絶対に無理をしない

これは、私が子育てをはじめて1年以上経った頃に心に決めたことです。

 

子供が生まれる前、特にまだ独身の時などは、

無理をすることが当たり前でした。

 

独身の時は、ほとんどの時間を仕事に費やし、

余った時間は資格試験の勉強にあてるという生活でした。

 

いわゆる雑用を頼まれやすいポジションにいたので、仕事量が多く

普通に夜9時過ぎまで働いていましたし、

休日出勤を頼まれれば、だいぶ前に入れていたプライベートの用事など

キャンセルして出勤しました。

繁忙期には、「このままじゃ休日出勤しても終わらない!」と

職場近くのウィークリーマンションを1週間自腹で借りたこともあります。

(通勤時間のロス分を仕事にあてられるし、終電気にせず仕事できるからです)

 

肉体的にも精神的にも「無理だな~」と思いながらも、仕事を抱えるのが

私にとっての普通で、もはや無理することが「美徳」であるかのような

錯覚まで起こしていたのかもしれません。

 

しかし、妊娠・出産を経て、「絶対に無理をしない」ことが

私の普通になっていくのです。

 

まず、妊娠しているときは、少しでも早歩きしようものなら

お腹がいたくなるので、お腹が痛くならないくらいに

ゆっくり歩くようになります。

だから、信号が変わりそうでもBダッシュしたりはしません。

 

出産後は、子供の世話があるため、体の無理は多少よぎなくされるものの、

今度は心の無理をしないように心がけるようになります。

 

それは、心の無理をすると、子供への虐待につながるからです。

 

私が言うまでもありませんが、子供は本当に思い通りになりません。

 

数か月のときは、理由もなく泣いてばかりですし、

動くようになればどこで何をいじくるかわかりません。

離乳食も思ったように食べてくれなかったり、

自分の意思が出てくれば、だんだん言うことも聞かなくなります。

 

私は母親で、子供を産んだのだから、ちゃんと育てなくてはいけない。

それはわかっています。

でも、私には私の人生があって、私の生活というものも、

私が生きている限りはあるわけです。

 

自分の思い通りにいかないことが重なれば、たとえ大人であっても

イライラして心のゆとりがなくなります。

 

そんな心の状態なのに、「母親だから」といって、

いつでも子供に対して「育児書の正解」のような対応が

できるわけないのです。

 

そんな心の状態で、「育児書の正解」のような対応を続けたら

きっといつか、私だったら爆発してしまいます。

 

子供に手を上げる、という一番おそれていることをやってしまうでしょう。

 

だから私は、自分がイライラしすぎてうまく対応できないと

思ったら、その場を逃げ出したり(別の部屋にしばらくいる感じ)

大声で怒鳴ったり(怒鳴るということも虐待みたいに書いてあったりする)

奇声を発したり(これ、ガチなヤバイやつ・・・)して、

一番恐れていることを何とか回避しています。

 

そもそも、上記の状態にならないように、「べき論」を退けることに

努めています。

例えば、「毎日歯を磨かせなくちゃいけない」と思っているけど、

どうしてもかなわないときはすっぱりあきらめる。

「栄養バランスのとれた食事を与えなければ」と思っているけど、

好き嫌いも多いし、自分も料理下手なので、少しずつでいいかとあきらめる。

「感情的に怒るのはしつけじゃないからやめるべき」と言われても、

感情的に怒る奴なんてゴマンといるんじゃ~!と開き直る。

 

とにかく、最悪の事態を避け、ひいては、上記の「べき論」

にあるようなことも自然にできるよう、

私は、「絶対に無理をしない」と決めたのです。